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セミ寝室にリノベーション2022.6.23

現代人のおよそ2割が、ぐっすり眠れていない!

厚生労働省が行った調査では、睡眠があまりとれていない人と、全くとれていない人の合計は、男性19.7%、女性19.6%という結果が出ています。

日本国民の約5人に1人は、睡眠の質に問題を抱えているそうです。

また、日本人の平均睡眠時間は「世界最短」で、OECD加盟33カ国の睡眠時間について調査した結果、33カ国の平均睡眠時間が8時間27分に対して、日本はワースト1位で7時間22分という結果でした。

そういったことからも分かるように、睡眠の質が悪いことも関係して、夫婦仲に問題は無いが本当は寝室を別にしたいという夫婦がかなりいるそうです。

そこで、今回の記事では

  • 寝室を分けた方が良い理由
  • 睡眠の質を高める方法
  • 「セミ寝室」にするリノベーション

をご紹介いたします✨


夫婦の寝室を分けた方が良い理由

  • 就寝時の癖から開放される

「寝相が悪い」「いびきがうるさい」「歯ぎしりがうるさい」「寝言を言う」といった理由から、不快に感じている夫婦はよくいるそうです。

いくら相手が大切なパートナーでも、日常生活で大切な睡眠の邪魔をされるのは、やはりストレスに繋がりますよね。

また、このような「就寝時の癖」は、わかっていてもどうにも無意識の行動でどうにもできないケースがほとんどなので、改善が難しいのです。

寝室を分けることで、そういった問題から開放されるでしょう。

  • しっかり睡眠をとることができる

夫婦でも就寝時間が一緒でないケースも多く、その場合にやっと寝付いたタイミングで、隣で相手がゴソゴソ動いたりスマホをいじったりすることで、起こされることも。

そういったことが重なり、寝不足が続くと喧嘩の発端になることもあるでしょう。

このような問題も、寝室を分けることで解決できるでしょう。

  • エアコンの快適な設定温度に差がある

体感温度は人それぞれ違うものです。寒がりもいれば、暑がりもいます。快適な室温が夫婦一緒であれば問題ありませんが、違った場合には快適な睡眠から遠のいてしまいます。

この場合ストレスだけでなく、体調不良に繋がることも。

手っ取り早い解決策は、やはり寝室を分けることです。

  • 夫婦喧嘩をしたときに気持ちをリセットできる

仲の良い夫婦でも、喧嘩をして仲直りがまだなモヤモヤした状態で一緒に寝るのは、なかなか精神的に厳しいものがありますよね。

そのような状態で、いびきや歯ぎしりなどされようもんなら、夫婦仲も更に冷えてしまうかもしれません。

寝室を分けている場合、冷静になってお互いに頭を冷やす時間を設けることができます。その結果スムーズに仲直りできることも。

  • 病気や肥満のリスクが軽減される

睡眠の質が悪くなると、高血圧や糖尿病、脂質異常などの生活習慣病になるリスクが上がります。また、集中力や記憶力、判断力が低下し、仕事や対人関係に影響をきたすことも。

また、睡眠不足が続くと自律神経、内分泌(ホルモン)系の調節機能が崩れ、消費エネルギーの低下や食事摂取量の増加を招き、肥満の原因になると考えられています。

睡眠不足は、睡眠を取ることでしか解消できません。しっかり睡眠を取れる環境を作ることが病気や肥満のリスクを下げることにも繋がるのです。


では、ここからはどういった行動が睡眠の質を高めるのかご紹介いたします。

睡眠の質を高める方法

  • 毎日同じ時間に起床する

目覚める時刻を一定にすることで、体内時計のリズムが整います。

休日はたくさん寝たいという気持ちから寝すぎてしまうと、夜眠れなくなり、翌日起きるのが辛くなってしまいます。

毎日同じ時間に起床するように心がけましょう。

  • 就寝3時間前には夕食を済ませる

食事後すぐに寝てしまうと、体は消化活動を優先するので、内蔵が休息する時間が短くなります。その結果、深部体温が高いまま眠りが浅くなってしまい、疲れが抜けにくくなります。

食事から睡眠までどうしても時間が無い場合は、消化の良いものを選び、食事量も抑えるようにしましょう。

  • ぬるめの入浴でリラックス

熱めのお湯は体の覚醒を誘ってしまうだけでなく、体の負担も増大するので、38度くらいのぬるめのお湯で体をじっくり温めるようにしましょう。リラックス効果が期待でき、安眠に繋がります。

また、入浴はできるだけ就寝の2~3時間前が良いです。

  • 食事は1日3食、規則正しく食べる

朝食をしっかり摂ることで胃腸が働き、体内時計のリズムが整います。

夕食のメニューはタンパク質中心にすることで、体の修復材料や良質な睡眠に不可欠なセロトニンの材料となるトリプトファンを摂取することができます。

セロトニンの材料となるトリプトファンは、体内で作ることができず、食事で摂取することが必要な必須アミノ酸です。肉や魚、卵や乳製品など必須アミノ酸を多く含む良質なタンパク質を積極的に摂取するように心がけましょう。

  • 睡眠の環境を整える室温を保つ

季節によって外気温が大きく変化します。そのため、寝室も外気温の影響を受けて温度が変わります。気持ちよく眠れる室温も夏と冬では異なります。夏は28度以下、冬は16度以上といわれています。

湿度は50~60%が理想的です。

  • 睡眠前のスマホの操作、アルコール・カフェインの摂取を控える

スマホやパソコンなどの電子機器が放つブルーライトは太陽の光に近い性質のため、脳が時間を誤認識して、覚醒してしまうことがあります。

また、眠る際に必要な副交感神経の働きを鈍くするカフェインや、アルコールを分解するためにアセトアルデヒドが発生するアルコール類を飲むことは控えましょう。

  • 就寝前に軽くストレッチをする

体の血液循環を良くするストレッチは、深部体温をスムーズに下げる効果があります。また、筋肉の緊張をほぐす効果もあるので、体がリラックスして、深い眠りにつきやすくなります。


「セミ寝室」にするリノベーション

まず、同寝室と別寝室のメリット・デメリットからご紹介いたします。

夫婦の寝室を分けた方が良い理由でご紹介した通り、メリットについてはご紹介しましたが、デメリットでいうと疎遠感を生むであったり、寝室に使う面積が増えることで、他の部屋の面積が減ってしまうことがデメリットとしてあります。

高齢になってくると就寝時の急激な体調変化も考えられるので、心配になることもあるかも知れません。

また、夫婦の片方だけが寝室を分けたい場合には話し合う必要もありますね。

最初は同寝室がいいと思っていても、子供が生まれ就寝時間が異なったり、夫婦の感情や環境も時とともに変化していき、別寝室にしたいと思うこともあるのです。

そこでオススメなのが、寝室をガッツリ壁で区切るのではなく、引き戸の開閉により、同寝室にも別寝室にも切り替えることができるセミ寝室をつくることです。

そうすることで、夫婦間の距離を状況に応じて調節することができます。

引き戸の開き加減で距離感を調節できるので、寝る直前までは引き戸を開けておしゃべりして、就寝する時に閉めることで、室温や部屋の明るさなど、それぞれの快適で熟睡できる環境で眠るといったことが可能になります。

このセパレート寝室は、各部屋に引き戸以外のドアをつける必要があります。片方の部屋を通らないとトイレや洗面室に行けないとなると、睡眠を邪魔してしまったりプライベートな空間が成立しない結果となることがあるからです。

それぞれ独立した空間でありながら、距離感を調整できるセパレート寝室。

睡眠の質を上げて快適に暮らすためにも是非考えてみてください✨

 

 

 

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