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サスティナブルなリノベーション・リフォーム2022.7.21
SDGsエコサスティナブルサスティナブルリノベーションサスティナブル建材リノベーションリフォーム
日本は新築住宅の根強い人気から、既存住宅のリフォーム・リノベーションが欧米に比べて極端に少ない傾向にあります。
国は現在、住宅ストックの品質向上及び既存住宅の活性化を図ることを目的として、既存住宅の売買又は住宅リフォーム工事の実施時において、国が事業の実施に要する費用の一部を補助する「既存住宅活性化等事業」に取り組んでいます。
そこで今回の記事では、サスティナブルなリフォーム・リノベーションについてご紹介いたします。
サスティナブルとは?
サスティナブルとは、「持続可能」「人・社会・地球の持続可能な発展」を意味する言葉です。
すなわち、古い住宅に対するマイナスイメージを払拭し、持続可能な住まいづくりを考えるということもサスティナブルに繋がります。
中古リノベーション住宅=サスティナブル
これまでは、まだ使用可能な住宅やビルでも取り壊して新たに建て直す”スクラップアンドビルド”が多くの資源やエネルギーを消費してきました。
しかし、2016年に首都圏のマンション供給戸数では中古が新築を初めて上回りました。
現在、住宅棟数が世帯数を超え、住宅が余っている状況にあります。すでに問題となっている人口減や空き家増加などを考えると、環境負担をできるだけ抑えるためにも、新しいマンションを建設するのではなく、中古住宅をリノベーションすることで、新たな価値を付加し、住み繋いでいく住まいづくりが求められています。
まだまだ使える古いもの(マンションや戸建て住宅の躯体)を大切に活用し、新たな価値を付加し、蘇らせる「リノベーション」は、サスティナブルな社会に貢献できる重要な選択肢でしょう。
サスティナブルな建築とは
サスティナブルな建築とは、省エネ設備の配置や廃材のリサイクル、温室効果ガスの排出抑制なども含まれており、地球環境に配慮した建築設計を行うことが求められています。
この基準における具体的ば項目は以下のものです。
- CO2削減対策、節電対策(石油や天然ガスなどの化石燃料を極力使用しない設計、使用電力の削減など)
- 再生可能エネルギーの使用(太陽光や風力、バイオマス、地熱といった再生可能エネルギーの活用を推進する設計)
- 長期利用が可能な建物の設計(長く利用し続けられる住宅、または長く利用し続けられるオフィスなどの設計、運用)
- 「エコマテリアル」の推進(二酸化炭素排出や環境負担が少ないリサイクル材などの利用)
- ライフサイクルマネジメント(建築プロセスを通じ、長い期間有効活用するための改良を続ける)
- 世界基準への対応(世界的な性能評価基準への対応)
- 地域への環境配慮(大気汚染や水質汚染、廃棄物、騒音問題を引き起こさないための配慮)
- 自然・歴史・文化への配慮(地域の歴史などそれに伴う景観への配慮)
- 安全性(防犯面や事故の防止、地震安全、火災安全など)
- 快適性(温熱環境や光環境、ニオイなど)
このようにサスティナブルな建築には様々なポイントがあります。
今後サスティナブルな建物や住まいが増えることで、築年数が経ってもメンテナンスし、取り壊すことなく使い続けることができるので、地球環境や地域環境はより豊かになるでしょう。
リノベーションのメリット
リノベーションはサスティナブルな社会に貢献できるだけでなく、間取りや素材、設備など自分の好みにプランニングできるといったメリットもございます。
新築物件を購入するより地球環境にもお財布にも優しいリノベーション。
ぜひサスティナブルなリフォーム・リノベーションで社会をよくしましょう。