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サニタリールームで利便性の高い住まいづくり2022.5.6
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「サニタリー」とは、洗面所や浴室トイレといった「衛生空間」を指します。
また、そのスペースの中の設備や小物もサニタリーと呼びます。
その用途は、身支度を整えたり、洗濯をしたり、脱衣所だったりとさまざまです。
一般的にサニタリールームは、北側であまり日が入らない場所に設けられることが多く、暗くなりがちです。オシャレで快適な空間にするには大きな窓を設け光を取り入れたり、照明を活用してできるだけ明るい空間にしましょう。
間接照明でミラーの裏側や洗面台の下を明るく照らすだけで、グッとオシャレな空間に。
整理整頓が行き届いたサニタリールームは、使うひとに快適な心地よさをもたらすだけでなく、収納を上手く工夫することで身支度や家事などの作業効率もアップします。
サニタリールームの特徴・機能
サニタリールームは2畳ほどの限られた空間です。しかし、身支度を整えたり、洗濯をしたり、脱衣所だったりとさまざまな役割を果たします。
狭い空間でたくさんの機能を果たさなくてはならない分、収納が大きなテーマになるのです。
・サニタリールームは使用用途が多用な空間
サニタリールームでは、洗面台で手を洗ったり、歯磨きをします。髪を乾かすこともあれば脱衣所の機能も備えています。
また、洗面所の隣や浴室のそばには洗濯機が置いている場合が多く、洗濯もおこないます。ぱっと思い浮かぶだけでも使用用途が多岐にわたることがわかります。また、そのほとんどが毎日おこなわれるものです。狭い空間の中で、それぞれの作業の効率性が求められます。
・2畳ほどの限られた空間
サニタリールームは使用用途が多用な割に、スペースは一般的な家庭では2畳ほどと狭いです。他の部屋を広く取りたい分、どうしても狭くなりがちなのです。スペース事態が狭いので、それに比例して収納につかうことができるスペースはさらに狭くなります。しかし、多くの用途に付随して使用するものがそれぞれにあるため、サニタリールームでは収納テクニックが必要になるのです。
・来客が使用することもあるスペース
プライベートな空間と思われがちなサニタリールームですが、来客があれば手を洗う際に使用することになります。けして家族だけが使用する場所ではないので、常に整理整頓しておきたいものです。
サニタリールームの収納テクニック
使用用途が多用なサニタリールームでは、収納テクニックはとても重要です。具体的には、限られたスペースにスッキリ収納することができ、それぞれの用途に応じて効率よく使用できることが重要視されます。
では、どのように収納計画を進めていくのか、いくつかのテクニックをご紹介いたします。
優先順位をつける
理想としては全て収納したいところですが、サニタリールームは狭いので、収納できるものには限りがあります。優先順位をつけて収納するものを選ぶようにしましょう。
1.サニタリールームでしか使わないもので、かつ、毎日使うもの
歯ブラシ、コップ、歯磨き粉、洗濯洗剤、ランドリーボックス、洗濯ネット等
2.手が届く場所にストックが必要なもの
シャンプー、石鹸、ボディーソープ、タオル等
これ以外のものは、サニタリールームに常に置いておく必要がないので、できればサニタリールーム以外の収納にしまうことで、サニタリールームに収納するものが少なくなり、収納がよりしやすくなります。
7割収納を目指す
長い間使っていない「いつか使う」とサニタリールームに眠っているものは思い切って処分してスッキリしましょう。
目指すは7割収納です。容量の7割までと決めておくと、見た目がきれいなだけでなく、物がぎっしり詰まっていない分出し入れしやすいです。
さらに、ストックの量も分かりやすく管理しやすいメリットがあります。収納に余裕を持たせることで、水気とホコリがたまりやすいサニタリールームの掃除が楽になるといったメリットも。
収納物の色や質感を統一する
優先順位はつけたとはいえ、それでもサニタリールームには色々なものが集まります。結果、部屋がゴチャゴチャした雰囲気になってしまいます。
そこで、収納物の色や質感を統一しましょう。そうすることで部屋全体がかなりスッキリしてみえます。その他の収納ケースや、ランドリーボックスも白やベージュで統一することで、部屋がスッキリした印象になります。
見えるところに置くものは毎日使うものだけ
サニタリールームに無造作に置くとすぐに物で溢れかえってしまいます。見える場所に置くものは最小限にし、できるだけ何も置いていないスペースを増やすことが重要です。
オススメの収納テクニックは、ものを直置きせずにできるだけ吊るすようにしましょう。歯磨きで使うコップ、歯ブラシ、歯磨き粉は、吸盤付きフックやクリップ付きフックを使って吊るします。石鹸も、ソープホルダーに入れ吊るすことができます。
スペースに直置きは、水垢がついたり、そこからカビが発生したりすると、なかなか取れにくくなります。吊るすことで、水が触れる箇所が少なくなり、カビが発生しにくくなり、清潔な環境を保つことができます。
洗面台下の収納テクニック
洗面台下の収納は、無造作に何でも詰め込んでしまっては、すぐにいっぱいになってしまいます。収納箱やA4ファイルボックスを使って仕切りを作り、収納する種類を統一することで、よりたくさんの物を収納することができます。
まとめ
サニタリールームはその家の個性が出る場所です。
それは毎日の暮らしが直結する場所だからこそ、家族構成や暮らし方が反映されやすいのです。当たり前になっている暮らしの癖を客観的に振り返るのはなかなか難しいものですが、サニタリールームのあり方や収納テクニックのポイントをおさえて、使う人みんなが心地よい空間になるように心がけましょう。