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壁面収納、造作家具か既製品で迷っている方へ2022.5.19
マンションリフォームリノベーションリフォーム収納収納リノベーション壁面収納
限られた空間を有効活用しようと考えたとき、天井に近い空間が余っていることがよくある。
最近では、雑誌やインターネットでそんな空間を活用したスタイリッシュな壁面収納をよく目にするようになりました。
リビングの壁にピッタリサイズで据え付けた壁面収納は、スタイリッシュで、それ自体がオシャレなインテリアとして存在感を放っています。
今回の記事では、壁面収納のおすすめポイントとデメリットをご紹介いたします。
リノベーションやリフォームは壁面収納を設置する最大のチャンス!
今お住まいの家や、これから中古物件を購入してリノベーションやリフォームをお考えの方は、壁面収納を設置する最大のチャンスです。
今回の記事では、造作壁面収納の魅力についてご紹介いたします。
メリットばかりではなくデメリットもしっかり把握したうえで、壁面収納の設置を検討してみてください。
造作壁面収納のメリット
造作壁面収納は、既製品と違い設置したいスペースにピッタリ合わせて造ることができるため、無駄な隙間をなくせますし、好きなデザインや色に仕上げることができます。
世界にひとつしかない自分だけのオリジナル家具が造作家具の魅力です。
設置したい場所に最適なサイズで設置することができるので、余計な隙間をつくりません。そのため、テレビボードやキッチン収納の裏側にホコリがたまることがないので、掃除が楽になるでしょう。
また、造作家具なら梁や柱などの出っ張りがある部屋でも、造作家具であれば隙間などのデッドスペースを作らず壁面収納を設置することができます。
造作家具の場合、キッチンやパントリー、洗面室等の家事動線も考えて制作ができるため、無駄な空間や動きなどを極力なくすことがきます。
収納する物によって棚の高さを自由にかえることができたり、壁から壁まで無駄なく収納棚を設置できるなど、市販の家具ではできないジャストサイズが可能です。
また、デザインや色なども、自分好みにカスタマイズできるのも魅力のひとつです。
市販の壁面収納の場合、部屋のイメージにピッタリ合うデザインでピッタリ合うサイズのものを探すのは容易なことではありません。
造作家具なら、好みのデザインや色をオーダーすることが出来るので、部屋のイメージにピッタリ合った壁面収納を設置することができます。
自分好みにカスタマイズとデザイン出来ることも造作家具の魅力のひとつです。
また、造作家具は壁に固定して一体型で造るので、市販の家具と比べて地震で倒れてくる心配が少ないことも魅力のひとつです。
造作壁面収納のデメリット
では、ここからは造作壁面収納のデメリットをご紹介します。
・設置までに時間がかかる
まず、市販の壁面収納の場合、買ってきたものをそのまま設置するだけなので、設置までの時間や手間もさほどかかりません。
しかし、造作壁面収納は要望を業者に伝えた後に図面化して見積もりを作成してもらうので、時間がかかる場合があります。
使用する素材・サイズ・固定する場所などを設計士やコーディネーターを交えて詳細な展開図を作成し、打ち合わせを行います。
その後も、図面やカタログなどで何度もやり取りをして理想に近づけていきます。理想の造作家具を制作するには店頭で買う商品と違い、打ち合わせに時間を要します。
・移動ができない
基本的に造作家具は、床・壁・天井などに固定するため移動ができません。部屋の模様替えを頻繁に行う方や、気分転換によく家具を買い替える方にはあまり向いていないでしょう。
・撤去工事費用が高くなる
撤去する工事を行う際には固定している部分ごと撤去させる必要がある場合があり、その際、壁や天井などを撤去時に壊した部分の修復にも費用がかかります。
・市販の既製品より費用が高くなる傾向がある
また、設置の際に既製品より費用が高くなるのもデメリットのひとつです。造作家具の素材や製作期間などにより一概には言えませんが、大量生産品の既製品と比べてしまうと高額になる傾向が多いです。
・完成まで確認することができない
造作家具は既製品と違い、店頭や写真で現物自体を確認することができません。
過去の施工事例や完成イメージなどで確認することはできますが、完成品を目で確認したい方にはオススメできません。
完成品を確認してから購入ということができないので、色や質感などできるだけ要望に近いものができるように、細部までしっかり打ち合わせすることが重要です。
まとめ
壁面収納は設置する場所や使う目的などの合わせて、どのような仕様が適しているか考える必要があります。
造作壁面収納は市販のものと違って、目的やインテリアに合わせてサイズ・色・素材などを自由にオーダーできるのが最大のメリットです。
「こんな収納が欲しい」「こんな使い方をしたい」などの要望を設計士に相談してみると良い提案をしてくれるかもしれません。
市販の壁面収納より高額になりがちな造作壁面収納ですが、とびっきり素敵な空間づくりがきっと叶うことでしょう。
メリット・デメリットをしっかり把握したうえで、設置を検討してみてください。