自分に合ったキッチン2020.10.15

リビングとキッチンに壁などなく、ひとつの空間に収まるアイランドキッチンは、開放的で広く感じられます。家族とのコミュニケーションも取りやすく、人気があります。シンク前のカウンターを広くする事で、カウンター部分を食事スペースやバーカウンターにしたり、好きな雑貨や植物を飾ったりと、色々な用途で使うことができます。また、リビングダイニングにいる家族と一緒にテレビを見ながら楽しく炊事できるのは魅力的ですね。

アイランドキッチンのデメリットは、収納スペースが確保しにくく、散らかっていると目に付きやすい分、常に整理整頓を意識する必要があり、お料理中の煙や臭いがこもりやすく、高性能な換気扇が必要だったり、 生ごみを粉砕して流せるディスポーサーを設置したりするなどの対策が必要な場合があります。

リビングを見渡せるというメリットは同じですが開放感はあまりなく、 高さのあるカウンターはオープンキッチンのフラットカウンターと比べて奥行がないため、作業や食事をするスペースとしては使いにくいでしょう。

キッチンとリビングダイニングが完全に分かれている「独立キッチン(クローズドキッチン)」とキッチンがリビングダイニングの一部にあるものの壁に向かってシステムキッチンが設置されている「壁付キッチン」とがあります。

独立キッチン

独立キッチンは対面式キッチンとは対照的で、リビングダイニングとキッチンが完全に独立した形状で、リビングから見えないので、急な来客の際に慌てずにすみます。また、料理に集中でき油汚れや煙、臭いもリビングに広がる心配がありません。

デメリットは、十分な広さがない完全に独立した作りの場合キッチン専用のエアコンなどがないと季節によっては炊事がしづらくなるでしょう。狭いところでは圧迫感があってストレスを感じるというような方には不向きです。

また、 リビングダイニングの一区画にキッチンがあり、壁に向かって設置されているのが壁付キッチンです。リビングダイニングに背を向けるような形状のキッチンですが、リビングダイニングと同じ空間にあるので、家族とのコミュニケーションも取りやすく、複数人で料理するのにも最適です。ダイニングテーブルを作業場としても使えます。

壁付きキッチンは、アイランドキッチンなどと同様に、リビングダイニングと一体となっているため、 キッチンがリビングから丸見えで、料理のにおいや煙がリビングに広がりやすいという点も注意が必要です。