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タイルについてご紹介します!2022.4.28
タイルタイル種類リノベーションリフォーム内装タイル外装タイル
リフォームやリノベーションをする際に、タイルを取り入れたいとお考えの方のために、タイルの種類やそれぞれの特徴をご紹介します。
タイルとは
タイルとは、建物の外装や内装に使われる陶磁器性の建築材料を指します。
劣化、変色、変質がなく、酸性やアルカリ性などの薬品の影響も受けません。
熱・火・水にも強く、お手入れしやすいという特徴があります。
素材の種類
⚫磁器質タイル
石英や長石などを1200~1350℃で焼いたタイルです。
緻密で硬く、叩くと金属のような澄んだ音がします。吸水率1%以下で、きめ細かくて硬く、変形に強いのが特徴です。
耐久性に優れたタイルのため、内装・外装・床、いろいろな場所で使えるタイルです。
吸水性が低いので水回りに使用することも可能です。
⚫せっ器質タイル
粘土や長石などを1200℃前後で焼いたタイルです。
吸水率5%以下なので磁器質タイルに比べて吸水性があります。
磁器質タイルよりも透明感がなく、素焼きっぽいマットで少しゴツゴツした外壁タイルも、せっ器質タイルのひとつです。磁器質タイルと同様に、内装・外装・床、様々な場所で使用が可能です。
⚫陶器質タイル
陶土や石灰などを1000~1200℃で焼いたタイルです。
吸水率が22%以下のタイルで、表面に細かい穴がたくさん空いているので、吸水性が高いです。磁器質タイルとは対照的で、叩くと濁った音がします。
陶器質タイルやせっ器質タイルよりも給水しやすいので、外装には向いていません。
基本的には内装タイルとして使用します。
用途の種類
⚫内装タイル
建の内部に貼るタイルのことで、トイレやキッチン、洗面所などの水回りに使われることが多いです。
内装タイルは25㎜角の小さなものから、450㎜角の大判なものがあり、小さいタイルなら可愛らしい印象を与えます。反対に、大判のタイルなら目地が少なく、高級感を演出できます。
家の雰囲気や使う場所によって大きくイメージを変えることができます。
⚫外装タイル
外装タイルは建物の外に貼るため、雨風や強い日差しにさらされても劣化しにくい磁器質タイルやせっ器質タイルが多く使われています。
内装と違って広い面積に貼るので、一般的には落ち着いた色合いのものが多いです。外装タイルの場合、吸水性や耐候性のものが使用されるので、タイルを焼く前に塗るガラス質の塗料である釉薬をかけないもの(無釉)、かけたもの(施釉)の両方があります。
⚫床タイル
床タイルにも建物の中で使用するものと建物の外で使用するものがあります。
床タイルの場合、繰り返し人が歩いても良いように、衝撃や摩擦に強く、汚れにくいことが大切です。
そのため、外装用と同じく磁器質タイルやせっ器質タイルがよく使われます。
床タイルは100㎜角が一般的ですが、200㎜角や300㎜角の大型ものもあります。
⚫モザイクタイル
モザイクタイルは、一般的には表面積が50㎝以下のものを指します。一辺の長さが10㎝以下なので、かなり小さなタイルです。
機能を付加したタイルにも注目
色やデザインの豊富さだけでなく、様々な機能を付加したタイルも多く見られるようになってきました。
どのような機能タイルがあるのか見ていきましょう。
⚫抗菌・防汚・防臭効果があるタイル
抗菌・防汚・防臭効果があるので、清潔さを保ちたい洗面室などに使用するのに向いているタイルです。セラミックに抗菌作用を施し、ニオイや汚れを防ぐ機能を持たせたトイレ専用床材もあります。
⚫滑りにくいタイル
バスルームの床材であれば、滑りの原因となる水膜を減らすため、表面に細かな凸凹や溝、突起加工を施した滑り止めタイプのタイルがあります。
⚫冷たくないタイル
タイルは冷たいという特徴がありますが、タイル特有の冷たさを抑え、足ざわりが温かい機能を持つタイルもあります。
⚫快適な空気環境をつくるタイル
たくさんの微細な孔を持たせることで、部屋の湿度を調整するタイルで、梅雨の時期など、湿度が高い場合は湿気を吸収し、冬の乾燥した時期など湿度が低い場合には放出するので、結露やカビ・ダニの発生を抑える機能を持つタイルがあります。
まとめ
タイルの種類や特徴をしっかり調べたうえで、使用する場所に適したタイルを選ぶようにしましょう。
また、機能性タイルは、商品によってその効果が異なるので、具体的にどのような機能があり、効果がどのくらい期待できるのかしっかり確認することが大切です。お手入れやメンテナンス方法なども合わせてチェックしましょう。