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お正月飾りっていつからいつまで飾るの?種類や飾り方などご紹介します2021.12.21
もうすぐお正月の準備を始める時期となりました。
毎年の習慣で、「あまり意味は知らないけど、なんとなくお正月飾りを飾ってる」という方も少なくないでしょう。
今回の記事では、お正月飾りはいつからいつまで飾るものなのかといったことから、正月飾りの意味までご紹介いたします。
お正月飾りの意味や由来
お正月飾りは、お正月に家々を訪れる年神様(としがみさま)をお迎えするための目印であり、神様に滞在していただくための「依代(よりしろ)」です。
さまざまな種類がありますが、代表的なものは「門松」「しめ飾り」「鏡餅」の3つです。
門松(松飾り)
年神様が家々に降臨するときの目印になるのが門松です。
松は、冬にも緑を失わず、長寿、繁栄を表す松。
竹は成長が早く、すくすく伸びることから生命力の特徴とされています。
年始のふさわしい梅の3つの縁起物が用いられます。
しめ飾り
しめ飾りは神社のしめ縄と同じように「神域と現世を隔てる結果」という意味があります。
しめ飾りを飾ることで、年神様をい迎えするのに相応しい神聖な場所であると示すためなのです。
鏡餅
鏡餅は、年神様の依代です。
昔から鏡には神様が宿るとされ、神聖なものとして扱われていました。そのため、お餅を鏡に見立てて「鏡餅」と呼ぶようになったそうです。
鏡餅をお供えすることで、年神様と新年をお祝いし、1年の良運を願うという意味がこめられています。
お正月期間が過ぎて年神様をお見送りした後に、鏡餅を下げ、みんなで食べることで、年神様の力を分けていただくのが「鏡開き」です。
お正月飾りの期間は?
◆飾り始め
正月事始めと言われる12月13日以降です。
ただし、12月29日と12月31日の2日は飾り始めの日には向きません。
- 12.月29日:「二重苦」に繋がるので避けましょう。
- 12月31日:「一夜飾り」になって、縁起が悪いとされています。
12月28日は「八」末広がりで縁起が良いとされているので、おすすめです。
◆飾り終わり
「松の内」(1月1日~7日)が明けてから1月11日に行います。
関西地方は1月15日というところが多いそうです。
松の内というのは年神様が滞在している期間なので、この間は鏡餅を下げないようにしましょう。
最近は「七草粥」と同じで7日までという認識が一般的になりつつありますが、地域の習慣に合わせると良いでしょう。
お正月飾りの飾り方
・門松
年神様が家々に降臨される際の目印なので、玄関などの入り口に飾ります。
マンションの場合、玄関の前は共用部分になるので避けます。
玄関ドアの内側に飾れる小さなサイズの門松などを利用するのがおすすめです。
・しめ飾り
年神様が玄関から入ってこられるよう、玄関先の軒下や、玄関ドアに飾るのが一般的です。
また、神棚や床の間など、神様に滞在してほしいと思う場所に飾るのも良い方法です。
マンションの場合、玄関の内側に飾るのも良いですね。
・鏡餅
神棚や床の間に三方(さんぽう:三宝)を置き、その上に半紙や奉書紙を敷いて鏡餅をのせます。
三方がない場合は、半紙や奉書紙だけでも構いませんが、真空パックなどではない「生」のお餅の場合は、板やお皿などを敷くと下が傷むのを防ぐことができます。
テーブルなどに飾ってお正月らしい雰囲気を演出するのも良いです。
鏡餅は、玄関からできるだけ離れた場所がよいとされています。
お正月飾りの処分方法
お正月飾りは、神社に納めるのが基本の処分方法です。
松の内が過ぎたら、お正月飾りは「左義長(さぎちょう)」と呼ばれるお祭りで燃やし、炎とともに天へと年神様をお見送りして、その火で鏡餅を焼いて食べます。
左義長は地域によって「どんど焼き」「とんど焼き」「鬼火焚き」などと呼ばれます。
身近な地域で左義長をおこなっていない場合や、参加できない場合は、地域のゴミ処分方法にしたがって処分しましょう。
自宅で正月飾りを処分する場合
自宅で正月飾りを処分する際はお清めをしてから処分しましょう。
- 正月飾りを広げた白い布や新聞紙の上に置く
- 塩を振るor正月飾りの右・左・真ん中に塩を置く
- 広げた白い布や新聞紙で正月飾りをくるむ
- 他のゴミと混ぜずに、新しいゴミ袋に入れて処分する
塩でお清めした正月飾りは、そのまま布・新聞紙でくるんで捨てることになります。
3つの手順の前に、必ず燃えるゴミ・燃えないゴミを分別するようにしましょう。
自宅での処分には、他にも庭で焼く方法や、お酒で清める方法などがあります。
また、お清めをせずに一般ごみに捨てても問題はありません。
正月飾りを捨てる際に大切なのは、感謝の気持ちを持って処分することと言われています。
どの程度丁寧に処分するは、ご自身の気持ちで判断してみてください。
正月飾りを来年も使うのは?
正月飾りは、できれば毎年新しいものに変えた方が良いでしょう。
最近では、インテリア用に飾ることを目的に作られた、木製位やガラス製の正月飾りも増えてきています。そういったものは、その年だけ使用して処分するのではなく、翌年も使用するのが基本です。
とはいえ、1年中飾っているのは、運気を考えると良くありませんので、正月飾りを処分するとされている時期に片付けるようにしましょう。
まとめ
正月飾りの意味と飾りの意味と飾り方について解説しました。