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マンションの管理費について2022.2.17
マンションの購入を考えている方は、管理費について知っておく必要があります。
マンションを購入した後は、家の支払い以外に管理費などを月々支払うことになるのです。
今回の記事では、管理費について解説いたします。
マンションの管理費とは?
『そもそも管理費ってなに?』と疑問に思っている方もいるかもしれません。管理費というのは共用部の管理・維持・保全の為に必要なお金のことです。
共用部とは敷地や外構、エントランス、廊下、階段、屋上、エレベーターなどです。
エレベーターやオートロックにかかる電気代や保守点検費、ゴミ置き場の掃除や植木などの水やりをしてくれる清掃員の人件費、警備会社などの契約にかかる費用などが管理費から支払われています。
マンションの購入を考えている方は、購入にかかる費用の他に、月々の管理費や修繕積立金などがかかることを含め検討してみてください。
管理費を支払うとどんな良いことがあるの?
メリット1・住民の負担減
マンションを購入すると、マンションの所有者全員でマンションを管理する必要があります。
所有者全員でマンションの清掃など管理を行うことも可能ですが、その場合負担も大きく、輪番制にしてもサボる人などが出てきた場合に、住民同士のトラブルになりかねません。
管理費を徴収し管理者や清掃員を雇うことで、住民の負担を減らすことができ、また、トラブルを回避できるというメリットがあります。
メリット2・資産価値を保つ
管理が行き届いていないと資産価値を下げることになります。
植木などが枯れていて,更にエントランスなどにチラシやゴミなどが散乱しているマンションと、ゴミ置き場やエントランスもピカピカにキレイなマンション。どちらが売却する際高く売れやすいか一目瞭然です。
そういった意味でも、管理費を徴収してプロに管理を頼む方が資産価値が高く魅力的なマンションを維持しやすいのです。
メリット3・安全性を高める
管理費の用途として挙げられるのが、オートロックや防犯カメラ、エレベーターです。管理費がなければ、このような設備を設置することができないので、住環境の良いマンションとは言えなくなってしまうのです。
オートロックや防犯カメラのないマンションは、正直なところ安全性に不安がでてきます。
また、エレベーターの保守点検などにかかる費用も管理費から支出しているので、管理費の重要性は明確です。
マンションを売却しても管理費は戻らない
管理費とは、共用部の管理・維持・保全の為に必要なお金です。管理組合の維持・運営のために不可欠な重要な財産です。
マンションを売却したからといって、一度支払った管理費が戻ることはありません。
管理費を滞納したまま売却したらどうなる?
区分所有法では、「管理費・修繕積立金などの滞納した債務は、次の区分所有者に承継される」となっています。
つまり、新所有者に債務の支払い義務が生じるのです。
競売にかけられた物件の場合、こういった債務が残っている場合も想定できるので、しっかり確認してから購入するようにしましょう。
管理費についてご紹介しましたが、重要性は伝わりましたでしょうか。
マンションは購入にかかる費用の他に、管理費・修繕積立金を月々支払う必要があることを念頭に置いておきましょう。