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土間のある暮らし。2021.7.22
玄関に隣接して広い空間を設ける土間。
お気に入りの自転車にアウトドアグッズ、ベビカーや外で使うおもちゃなど、いろいろな物が置ける便利なスペース。
今回の記事では、そんな便利な土間スペースについてご紹介いたします。
土間とは?
昔の日本家屋では玄関をくぐると、部屋との間に土足で歩くことができる室内空間がありました。
このような空間を『土間』といいます。
室内でありながら土足で入ることができるので、本来外に置くような物を置いたり、外でしか出来ないことも屋根のある室内空間でできるのが土間です。
自由度が高く便利な土間は、今リフォームやリノベーションでも注目されています。
土間はオシャレなだけでなく、とっても実用性が高い。
汚れても良い耐久性のある床
土間は、土足でそのまま上がれる室内空間ということもあり、汚れに強く作られています。
土がついた自転車やベビーカーなどを置いても、ほうきで掃除したり水を撒いたりといった外と同じようにメンテナンスできるのというメリットがあります。
来客がある時に便利
親戚の集まりやホームパーティなどで来客が多い時でも、土間があれば靴の置き場に困らずに済みます。
家族で出かける時でも、玄関が混雑しないでしょう。
ガーデニングやDIYでも使いやすい
広い庭やバルコニーがなくても、ガーデニングやDIYで活躍するのが土間です。
丈夫な床なので安心して作業できますし、汚れにも強いので掃除も楽にできます。
子供やペットの遊び場にも
汚れに強く、耐久性も高い床材なので、雨の日でも子供の遊び場として使ったり、ペットの洗い場としても使えます。
様々な用途で活躍する土間ですが、デメリットもあります。
他の居室スペースが狭くなる
土間にスペースを取られる分、居室スペースが小さくなってしまいます。
シューズインクローゼットなどと土間を一緒に計画すると、効率的に土間を作ることができます。
冷暖房が効きにくく冬は特に寒い
土間の床の仕上げは、断熱性や保湿性には優れていないので、土間ではエアコンなどの冷暖房があまり効きません。特に冬場にとても冷え込みます。
また、土間は基本的に土足のスペースなので素足では過ごせません。土間以外の場所と行き来する時、煩わしく感じる事もあるかも知れません。
バリアフリーにリフォームしづらい
土間には防水処理のために「段差」ができ、将来的にバリアフリーにしたい場合障壁になります。
土間リノベーションの費用相場は工事内容よって大きく異なります。
土間をモルタルにするリフォームの費用(左官工事)
モルタルの床材費用+施工費用=約2,000円~5,000円/㎡が相場です。
例)5㎡×5,000円=25,000円
モルタルは蓄熱性が良いので夏場は熱く、冬場は冷たいのが特徴です。お掃除は楽です。
土間をコンクリートにするリフォームの費用(左官工事)
コンクリートの床材費用+施行費用=約6,500円~13,000円/㎡が相場です。
例)5㎡×13,000円=65,000円
玄関の土間のコンクリートの打ちっぱなしもモルタル同様に見た目がクールでオシャレです。コンクリートはモルタルに砂利を混ぜたものです。こちらも蓄熱性が良いので、夏場は熱く冬場は冷たいのが特徴です。掃除も楽にできます。
土間を大理石・御影石にするリフォームの費用
大理石・御影石の床材費用+施行費用=約18,000円~20,000円/㎡が相場です。
例)5㎡×18,000円=60,000円
玄関の土間の大理石・御影石にするリフォームは、天然の石を砕き樹脂で固めて貼り付けてる半人造大理石床材です。見た目に高級感があり、夏場はひんやりして気持ちがいいです。冬場は素足では歩けない程冷たいです。
土間をフロアタイルにするリフォームの費用
フロアタイルの床材費用+施行費用=約4,000円~5,000円/㎡が相場です。
例)5㎡×4,000円=20,000円
玄関の土間のフロアタイルにするリフォームは、塩化ビニル樹脂の床材で、様々なデザインも豊富です。耐久性、耐水性があり、お掃除も楽で見た目もリアルな素材です。
土間をタイルにするリフォームの費用
タイルの床材費用+施行費用=約4,500円~5,000円/㎡が相場です。
例)5㎡×4,500円=22,500円
玄関の土間のタイルの素材は焼き物の床材です。耐久性が良く傷がつきにくいです。
固い素材なので、物を落としたときにそれに傷がついたりします。
土間をクッションフロアにするリフォーム費用
クッションフロアの床材費用+施行費用=約2,300円~2,800/㎡が相場です。
例)5㎡×2,300円=11,500円
玄関の土間のクッションフロアにするリフォームは、塩化ビニールシートの床材です。クッション性が高いので足に優しく快適です。吸水性が全く無いので雨の日に濡らしても染みになりません。
土間は多目的スペースとして様々な用途で使用することができます。
自由度が高くどのような土間にするか迷うこともあるでしょう。そのような場合は、リノベーション会社にアドバイスをもらいましょう。