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自然災害が増える今必要な対策を2021.7.15
昨今、ゲリラ豪雨や竜巻、土砂災害などの自然災害が頻繁に起きています。
今回の記事ではご家庭でできる対策をご紹介いたします。
地震対策(家具の置き方)
地震災害では、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大ケガをしました。
阪神淡路大震災における震度7のち地域では、住宅の全半壊を免れたにも関わらず、全体の約6割に家具が転倒し、部屋全体のに散乱したというデータがあります。
大地震が発生した時に備えて家具の転倒防止対策をしましょう。
- 家具が転倒しないように、家具は壁に固定しましょう。
- 寝室や子供部屋には、できるだけ家具を置かないようにしましょう。
- 手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう。
家具は形や置かれた条件で多様な動き方をする
洋ダンスや冷蔵庫のよう背の高い家具や電化製品には、前後に揺れながら歩いて移動してしまうロッキング移動と呼ばれる動きもみられます。
また、食器棚や整理ダンスのように積み重ねてある家具の上の部分や、テレビ台に載ったテレビなどがジャンプしたり落下するケース、あるいはロッキングを起こさずに床面を滑って移動をするケースなど、置かれた条件によってその動きは多様です。
家具を転倒させないように固定
家具の上部で支えるケースでは、家具の全重量の1/2以上の力が必要になります。
転倒・落下・移動防止対策はネジ止めが基本
最も確実な方法は、壁にL字型金具でネジ止めすることです。
L字金物を壁の桟に対して直角に家具の上部に置き、木ネジでとめます。
ただし、木ネジは壁の桟に届かないと効果がないので、ボードの厚みを考慮する必要があります。
しかも家具の上部ならどこでも良いというわけではなく、両端部分の、しかも家具自体の桟が確実に入っている位置に金具を取り付けましょう。
家具の桟が入っていない位置では、家具を取り付けても確かな効果は得られません。
壁に突っ張り棒とストッパー式、突っ張り棒と粘着マットを組み合わせると効果が高くなります。
積み重ね家具は上下を連結
上下に積み重ねて使う家具は最上部だけを壁の桟に固定しても、重ねた部分が地震で揺れるとずれてしまい、前にせり出して転倒する危険があります。
家具の側面などで上下を連結したうえで、最上部を壁の桟のに固定するか、上下の家具をそれぞれの壁を桟に固定すれば確実です。
室内の備え
なるべく部屋に物を置かない
納戸やクローゼット、備え付けの家具や収納にするなど、できるだけ生活空間に家具類を多く置かないようにしましょう。緊急地震速報を聞いた時、すぐに物がない空間に避難できれば安全です。
避難経路確保のレイアウト
ドアや避難経路をふさがないように、家具の配置を工夫しましょう。
部屋の出入り口や廊下には家具類を置かないように、備え付けの戸棚に収納しましょう。引き出しの飛び出しに注意し、置く方向も考えましょう。
火災などの二次災害を防ぐ
家具類がストーブに転倒・落下・移動すると、火災などの二次災害を引き起こす危険があります。
また、発火のおそれがある家具・家電も転倒・落下・移動防止対策が必須です。
食料・飲料などの備蓄(ライフラインが止まった時の備え)
電気や、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう。
食料・飲料・生活必需品などの備蓄の例(人数分用意しましょう)
・飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)
・非常食 3日分の食料として、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、菓子類、乾パン、カロリーメイト、プロテインバーなど
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチ、ロウソク、カセットコンロなど
大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。
飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。日頃から、水道水を入れたポリタンクなどを用意する、お風呂の水をいつも溜めておくなどの備えをしておきましょう。
防災バッグ
いざ非常用持ち出し袋を用意しようと思っても、なにを準備してよいか迷いますよね。
そこで、これから用意するという方には防災グッズが一式セットになった非常用持ち出し袋がオススメです。
非常用持ち出し袋の内容の例
・飲用水、食料品(カップ麺、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(絆創膏、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災頭巾、マスク、軍手
・懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、毛布、タオル
・洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・哺乳瓶なども用意しておきましょう。
避難場所や避難経路の事前確認
いざ災害が起きた時にあわあてずに避難するためにも、お住いの自治体のオームページや国土交通省ハザードマップポータルサイトなどから防災マップやハザードマップを入手し、避難場所、避難経路を確認しておきましょう。
まとめ
災害はいつ起こるかわかりません。出来る限りの対策をし、事前に備えておきましょう。