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ハザードマップについて深く知りたい人必見!!2021.7.22

ハザードマップ、最近たまに耳にする事もあるかもしれませんが、あまり明確な事を知らない方の多いのではないでしょうか?

今回の記事では、そんなハザードマップについて解説いたします。

ハザードマップとは

万が一の災害(台風、大雨、地震など)に、地域の住民の方々が素早く安全に避難できることを主な目的に、被害の想定される区域と被害の程度などの情報や、避難所などの情報を府/市町村が、地図上に明示したものです。

このハザードマップは、市区町村役場や国土交通省のハザードマップポータルサイトなどで入手することが可能です。

ハザードマップポータルサイトとは

国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。日本全国のハザードマップを閲覧でき、身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。

重ねるハザードマップわがまちハザードマップとがあります。

重ねるハザードマップ

重ねるハザードマップは、全国にの防災に役立つ情報を地図上に重ねて見ることができます。

様々な災害の危険箇所を重ねて確認することができるため、複数のリスクの危険箇所をまとめて調べたいときにオススメです。

わがまちハザードマップ

わがまちハザードマップでは、すんでいる地域の自治体が公開しているハザードマップを見ることができます。

市区町村のハザードマップは、地域や災害の種類別に細かくわけられたハザードマップを確認できるので、自分の住んでいる場所の危険箇所を詳しく知りたい時にオススメです。

8種類のハザードマップ、それぞれの意味

災害の種類や、起こりうる被害の状態が異なることから、ハザードマップには8つの種類があり、災害の種類別にそれぞれの危険区域や避難場所などを確認できます。

1・洪水ハザードマップ

洪水ハザードマップは、破堤、氾濫等の浸水情報および避難に関する情報を住民にわかりやすく提供することにより人的被害を防ぐことを主な目的として作成されたもので、浸水想定区域、避難情報が記載されているもので、市町村長(特別区を含む)が作成主体となっているものに限られます。

もし、浸水する可能性がある地域に住んでいる場合は、災害時の避難場所や避難経路などをしっかりと把握しておくようにしましょう。

2・内水ハザードマップ

内水ハザードマップとは、大雨などが原因で下水道の雨水排水能力を超えてしまった場合、河川等の公共の水域に放流することができなくなり、内水により浸水の発生が想定される区域や避難あ所に関する情報を知ることができます。

また、内水ハザードマップは、災害時の避難や誘導ガイドとしての役目だけではなく、地下室への止水板、土壌等の措置、住民の自助、適正な土地の利用を促すことも目的として作成されています。

3・高潮ハザードマップ

台風や発達した低気圧により高波やうねりが発生し、海面の高さが通常よりも高くなることにより起きる高潮による被害が想定される区域とその程度を地図に示したものです。

高潮は予想していた時刻よりも早く波が高くなり、突然浸水することがあるため、無理をして避難場所に移動すると危険が伴うケースがあります。

高潮の危険がある地域に住んでいる場合は、自宅から移動が可能な範囲の高台や、避難経路を確認しておくことをオススメします。

4・津波ハザードマップ

津波は、地震などが原因で海水が大きな波になり、沿岸に打ち寄せられることにより起きる現象で、津波ハザードマップは、主に海抜、浸水予想地域、高台の方向、避難経路、避難場所が記載されています。

5・土砂災害ハザードマップ

土砂災害とは、山や崖が崩れたり、崩れた土砂や雨水や川の水と混じって流れてきたりすることによって人命が奪われたり、建物を押しつぶしたりする災害です。

このような災害の危険性がある場所や、避難経路、避難場所などが記載されているのが土砂災害ハザードマップです。

危険箇所を住民に周知し、警戒区域に住んでいる住民が円滑に避難できる事を目的としています。

6・火山ハザードマップ

火山ハザードマップには、火山の噴火によって起こる噴石の落下、火砕流、泥流、土石流、火山ガスの発生、噴煙などにより、被害を受ける危険性が高い地域が記載されています。

7・宅地ハザードマップ

大規模盛土造成地を抽出した上で、個々の盛土造成宅地の形状や土地利用状況、地下水の有無などを踏まえ、大規模盛土造成地の変動予測表示したものを宅地ハザードマップといいます。

造成された土地で大雨などが発生した場合、被害が起こる可能性がある地域を記載しています。

谷や沢を埋め立てて造成さてた土地や盛土をして造成された土地は、地震が起きたときに地すべり、がけ崩れ、土砂流出の恐れがあるため、監視や予測変動をする必要があります。

8・地震危険度ハザードマップ

地震に関するハザードマップは、「ゆれやすさマップ」「地震危険度マップ」「液状化危険度マップ」などに分かれている場合があります。

ゆれやすさマップは南海トラフ地震が起きたときに想定される震度を予想したもので、地震危険度マップは、ゆれやすさマップから建物にどれだけの被害を受ける可能性があるかを地図上に記載されている地域の建物が全壊する割合で示したものです。

全壊率の高い地域は建物が大きなダメージを受ける可能性が高いため、必要に応じて耐震診断や耐震工事を検討する必要があります。

まとめ

ハザードマップは地域住民の人的被害を防ぎ、命を守るために作られるものです。

自然災害は世界中でいつの時代も起こりうるものであり、大きな自然の中で生きいる限り常に災害のリスクにさらされています。得に日本は、世界の中でもトップレベルの「災害大国」と言われ、長い間地震や豪雨など数多くの大規模な自然災害の被害を受けてきました。私たちはどこで被災してもおかしくないことを経験から知っています。

ハザードマップを利用することにより、災害発生時に住民などは迅速・的確に避難を行うことができ、また二次災害発生予想箇所を避けることができるため、災害による被害の低減にあたり非常に有効です。

ハザードマップの役割を理解し、自宅や会社周辺の危険箇所を確認しておくことをオススメします。

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